抗酸化と美白の関係 前半
★ 活性酸素
私たちが生命活動を営む上で酸素の利用は必須です。活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいいます。ヒトを含めた哺乳類では、取り込んだ酸素の数パーセントが活性酸素に変化すると考えられています。
★ 酸化ストレス
私たちの体では活性酸素が常に産生されています。体内の活性酸素量が過剰になると、自らの細胞を傷害する原因(=酸化ストレス)となり、様々な疾病や老化亢進に繋がると考えられています。
酸化ストレスが引き起こす症状の一例 集中力の低下、肌トラブル、疲労感、運動機能の低下など 主に血流や代謝の悪化に関連し、 全身のお悩みにつながる⇒健康な体づくりのために抗酸化ケアは必須です。
★ 活性酸素は呼吸以外でも発生します
喫煙、ストレス、食事環境、電磁波、紫外線、大気汚染などあります。
★ 抗酸化作用とは(抗酸化防御機構)
活性酸素が生体内で常に産生されるにもかかわらず、体内の恒常性を維持できるのは活性酸素から身を守る抗酸化防御機構によって、バランスが保たれているからです。この抗酸化防御機構には、活性酸素の除去や産生の抑制、活性酸素により生じたダメージの修復などの働きがあります。
身近な抗酸化作用の例でいうと
醤油などのボトルキャップやペットボトルなどのお茶に配合されているビタミンCなどで対策されている事例があります。
★ 抗酸化物質は異なる仕組みで作用する
抗酸化物質には内因性と外因性に分けることができ、それぞれ種類によって異なる仕組みで作用します。なので1種類の抗酸化物質を取るよりも多種類の抗酸化物質をとることが体にとって大事な部分となります。
内因性の抗酸化物質
・スーパーオキシドジスムターゼ ・カタラーゼ ・グルタチオンペルオキシダーゼ など
外因性の抗酸化物質
・ビタミンC、ビタミンE・ファイトケミカル・ポリフェノール類 アントシアニン イソフラボン カテキンなど ・カロテノイド類 βカロテン リコピン アスタキサンチンなど
★ 酸化ストレスを防ぐためにできること
【紫外線を防ぐ】 ・紫外線に当たると皮膚細胞でも 活性酸素が作られます ・帽子や日傘、日焼け止めで対策を
【適度な運動】 ・激しい運動は、呼吸量が増えるため活性酸素 が発生しやすくなります ・ウォーキングなど軽めの運動がおすすめ
【ストレスをためない】 ・ストレスを受けると一時的に血流 が悪くなり、回復するときに活性 酸素が発生します
【十分な睡眠の確保】 ・脳が覚醒している間は、脳内に 活性酸素が生み出されています ・睡眠中には抗酸化防御機構が 働きます
【たばこを控える】 ・たばこを1本吸うと、一日当たりで 発生する量の約10万倍もの活性酸素 を体内に生み出してしまいます
【お酒はほどほどに】 ・アルコールを分解するときに 活性酸素が発生します
抗酸化と美白の関係 後半に続く...